インデックス投資が盛り上がる中で個別株投資に向いている人は誰なのか

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別にインデックス投資で良くないか

私自身は別に大抵の人はインデックス投資で十分だと思っています。

その中でインデックス投資の対局とも言えるアクティブ運用はインデックスに劣るパフォーマンスを上げると揶揄されますし、勝てたとしてもこの先は分からないと言われます。そういう事を言う人は終始インデックスを上回るパフォーマンスを残して結果論と言われそうですが。

そんな中でインデックス投資から個別株に魅力を感じて痛い目を見る人も見かけます。

大抵はインデックス運用やドルコスト平均法、積立投資に退屈さを感じて個別株を始める方が多いと推測します。

今回はアクティブ運用、個別株に向いている人と向いていないの違いはなんなのか。痛い目を見たとしても成長出来る人と出来ない人の差を言語化したいと思います。

個別株で結果を出す人の共通点は2つある

結果を出している人を見ると大きく2つの共通点が見えてきます。

自分の頭で考えられる人

まず1つ目が『自分の頭で考えられる人』です。

そんなの当たり前じゃないかと思いますか?はっきり言ってそれが出来ていない人が多いです。

しかし、自分の頭の中で考える前に何を基準に判断したら良いのか分からないと言う理屈も理解出来ます。そういう人は基礎を学びましょう。個人的には本で投資を勉強するのが古典的ですが今でも1番有効だと考えます。名著と呼ばれたものは基本、世界中で読まれています。そのため、投資家の中で共通概念となっています。投資の基礎を覚えるには適切です。

Twitter(今はXでしたっけ)やYouTubeなどに頼り、どの株が儲かるのか、ティッカーシンボルだけ知りたい盛り上がっている銘柄を自分も欲しい、買いたいと言う欲望のまま投資している人が1番向いていません。欲望の従うのはギャンブルです。

投資のセミナーや講演(詐欺のポンジスキームではなく証券会社など信頼できるところが主催したやつね)で、50〜60代である程度余裕資金が出た方々が基本は居眠りしているのに個別銘柄の話題になるとメモを取り始めるなんてのはよく聞く話です。個人的にはそういうセミナーには行った事がないので面白半分で一回くらい行ってみたいですね。

基礎がないまま、SNSで盛り上がる銘柄に投資するとヤケドします。SNSで盛り上がる銘柄は基本的に投資してはいけません。盛り上げている人間はカモを探しているか、自分はこれだけ儲かったとアピールしたいかが大半です。

大事なのは他人より自分が魅力的に思う銘柄かどうかです。基礎があると自分の中で価値基準が明確になるのでそのフィールドの中で戦う事が出来ます。その中で試行錯誤できるので成長に繋がります自分の中に投資の軸を持たない状態で個別株を買ったり売ったりしてはいけません。ポジションを立ててからやれることは利益を確定させるか損を確定させるか2つに1つです。

自分の間違いを認められる人

2つ目は自分の間違いを認められる人です。

投資には1日でポジションを解消する人もいれば、10年以上同じ銘柄に向き合う人がいます。要は投資の時間軸が短いのから長いのまであるという事です。どの投資手法でもプラスかマイナスのどちらかです。これは上でも指摘した事なんですが投資家の中には損を確定出来ない人がいます。

損を確定出来ない人個別株投資に向いていません。損を確定出来ない人もインデックス投資を大人しくしときましょう。

損を確定出来ない人にも理屈はあるようで、「損を確定させなければ、それは損ではない」とよく言います。それは間違いです。

インデックス投資を上回る投資手法を確立した投資家の1人に、ミネルヴィニという人物がいます。ミネルヴィニの本の中に「トレードとは将来の値動きを予想したあと、それが正しいか間違いかが分かるまで待つこと」という言葉が載っているのですがこれこそが正しい投資家の在り方です。トレードも投資も時間軸の長さの違いでやっていることは同じです。損切り出来ない人は答え合わせしたにも関わらず、目を背けているだけです。

大事なのは損を出さない事よりも損益額を小さくする事です。投資は1勝9敗であっても問題ないのです。9敗の損失額よりも1勝の利益額が多ければ相場で生き残る事が可能です。リスクが低い投資とは1勝9敗でも生き残る事ができるものを指します。

個別株投資で間違いを認められないと損失を拡大させてしまいます。中には損を見たくなくて証券会社のページから目を背けてしまう人もいます。一時的には気が紛れますが先延ばししているだけですからね。

人生においても自分の間違いを認める事は勇気が入ります。投資の中で間違いを認めるのも同じです。私自身も間違いを認められる人間でありたいです。

まとめ

個別株投資は楽しんでするのも良いですが、損を拡大させて投資自体に嫌悪感を持ちインデックス投資まで辞めてしまっては元も子もありません。

結果を出す人は失敗を経験してから学ぶ人です。個別株投資に向いている人は、自分の頭で考えられる事が出来て、間違いを認められる人と言いましたが、大前提として株式投資が楽しいという気持ちが大事です。面白さや楽しさを感じなければ試行錯誤して上手く事も難しいです。

今回、文章を書いていてなんて当たり前の事を書いているのだろうと自分に幻滅しました。しかしながら、当たり前な事や真実から目を背けないという至極真っ当な事が大事だという事もまた、改めて認識させられましたね。

個別株投資の厳しい部分を提示しても尚個別株投資をしてみたいという人が居ましたら、こちらの記事もおすすめしときます。

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